大学受験を終えてレールに乗った瞬間に生じたお金問題
こんにちは。 お酒と人間が大好きな大山です。
★大学受験を終えて大学に入学
憧れの教員になるために大学の教育学部に入学。
無事に入学して、やっと親族や親から認めてもらえると思っていた。
入学が決まって母から言われた衝撃的な言葉があった。
「うち、大学行かせられるお金ないよ。」
あまりの突然さに声が出なかった。
兄は私立の大学に行っているのに、、、。
頭の中はハテナでいっぱいだった。
高校生で受験勉強をしながら学校に許可を取り
アルバイトで稼ぎながら大学の入学金を手にした。
奨学金という手もあったが、
兄が親族から奨学金を借りることはできなかった。
兄が留年したおかげで親族には保証人にもなってもらえなかった。
じゃあどうするべきか。
教員になるために大学に行きながら働くしかない。
最初は居酒屋のバイトをしていた。
なんとか授業料は賄えるようになってきていたが、
生活リズムはどんどん昼夜逆転し、大学も欠席がちに。
「なんで私は勉強するために大学に来たのにバイトしているんだろう」
そこでたまたま先輩にバイトに誘われる。
「いやだったらやめてもいいから!とりあえず私辞めるから穴埋めお願いできない?」
時給1200円で好条件だったので断る理由もないかと思い、お店に行ってみた。
実際にバイト先に行ってみたらスナックだったのだ。
しかし会員制で労働時間も17時~22時
まあ怪しくないか。と思い働き始める。
運がよかったのか、ママが母親のように面倒を見てくれた。
ママとは一回だけ大喧嘩して大泣きしたが、
人とのかかわり方や話し方、服装やお酒の飲み方までとても丁寧に教えてもらった。
さらに大学院に進む生活費と授業料を稼ぐために
スナックと飲食店で1年間働く。
お金をきっちり貯めて夜からは足を洗うことになる。
★テニスサークルに入るがお金の価値観が合わずに遠征費に苦しむ
元々興味があったテニスサークルの勧誘を受けて、友達と入る。
サークルでは遠征に度々行っていたが、
毎回遠征費は交通費等で5000円ほど回収されていた。
5000円稼ぐのにバイトを増やさなくてはいけなくなって、ある時遠征を断った。
サークルの先輩や同期からは総攻撃。
「そんなにお金ないの?」
まあ実家から毎月15万円仕送りをもらって
家賃も払ってもらっているような大学生たちが大半だったので、
私の「明日のご飯も食べられないかもしれない」という感覚は
最後まで分かってもらえなかった。
そしてもう一つ、私がお金に困窮した理由があった。
★母親との一人暮らし騒動
母親に「お金は一銭も出さなくていいから一人暮らしをさせてほしい。」と言って話し合いをした。
母親は驚くほどのヒステリーを起こす。
「あんたはどうせ私のことを捨てていくんだ!あんたなんか子どもじゃない!」
「そんなに私が邪魔か!」
「私のことを支えてくれるって言った言葉を信じていたのに!」
あまりにも心無い言葉にびっくりした。
悲しくもあった。
私の心は安全だと思えない家で過ごすことがもう耐えられなかったので、
一刻も早く家を出たかった。
私は家にいると片耳が聞こえなくなるまでに
身体症状にも異常が出ていた。
しかし、母はパニック障害を持っており
私が家を出ることで自殺未遂すら起こしかねない様子だった。
なので、母の同意を得ずに家を出る選択肢は考えられなかった。
今思うと相当な共依存関係だったと思う。
結果的に母を説得して私は家を出た。
心の安全は担保されたが、お金の問題は留まるところを知らなかった。
次回:父の死